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山の記録や日々の生活、考えていることなど。
by ogami_dori
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三ツ峠岩トレ その2

三ツ峠岩トレ その2_b0101334_21184764.jpg

朝、起きると山荘の周囲はガスに包まれていた。雨は止んだものの、岩は濡れていて乾く気配はない。
早々に下山してジムに行こう―そう決めて下山を開始して数分後、突然日が射してきた。
このため急遽登り返してみると、青空と素晴らしい雲海が広がっていた。(上の写真)
出発前には見えなかった富士山も、雲の上に顔を出していた。
三ツ峠岩トレ その2_b0101334_21222282.jpg

岩が乾き始めたようなので、屏風岩へ向かい、練習の準備。
他パーティでは、雨天を想定してか、アイゼントレに切り替えていたところもあった。
なんて用意周到なのだろう。

今日はY川さんとザイルを組み、マルチピッチの練習に励む。





【リーダーピッチ】Ⅳ+~【十字クラック】Ⅴ~【No.14クラック】Ⅲ+~【岩稜帯】Ⅱ・Ⅲ~【天狗の踊り場】
●1ピッチ目…トップ。Ⅳ+のルートをリード、第一バンドでY川さんを確保。
三ツ峠岩トレ その2_b0101334_21191722.jpg
●2ピッチ目…トップ。本当はクーロワール(Ⅴ)を行く予定だったが、昨晩降った雨のせいでビチョビチョ。このため、ルートを変更して十字クラックへ。
先行したGさん―Sさんがカムを残置してくれたので、1ピン目はそこでランニングビレイをとる。
このカムがないと、相当恐いところだった。
(Oさん曰く、このルートはカムを持っていないとやばいとのこと)
核心をAゼロで越えると、なんとかなった。
(写真→セカンドで十字クラックを登るY川さん)


三ツ峠岩トレ その2_b0101334_21193577.jpg
●3ピッチ目…トップ。十字クラックの上にあるテラスから、クラックを越えて上を目指す。
フェースに数本走っているクラックのうち、比較的易しげな左端のルートを選んで登る。
最初、Y川さんがリードしたが、苦戦していたのでトップ交代。
核心部は最初の出だしで、これを登ってしまえば、後は易しい岩登り。
(写真→Sさんを確保するGさん)


三ツ峠岩トレ その2_b0101334_21201831.jpg
●4ピッチ目…セカンド。第三バンドまで到達。この後は天狗の踊り場まで上を目指すが、はじめは権兵衛チムニー(Ⅴ-)を登ろうと思い、2ピン目までトップで行ったが、チムニーが水びだしだったので敗退。
そのため、Ⅱ~Ⅲ級の岩稜帯をY川さんがリードし、天狗の踊り場に到達した。
(写真→天狗の踊り場で確保するY川さん)

この後の懸垂下降でも、昨日と同様ザイルを肩にかけながら下ったが、なかなか上手くいかない。もっと練習しなくては。


【一般ルート】Ⅳ+~【第一クラック】Ⅳ+
●1ピッチ目…セカンド。一般ルートをY川さんがリード。このルートはしっかりとボルトが打たれていて、精神的に余裕がある。

●2ピッチ目…トップ。第一バンドをトラバースして、右端のルートを登る。そのときは「ホットドッグ」(Ⅳ+)かと思ったが、トポを見返すとどうやら第一クラック(Ⅳ+)のようだ。
昨年、初めて三ツ峠に来たとき、ここをセカンドで登って苦労した記憶がある。
今回はリードで、比較的簡単な右のフェースを登った。このルートはピンが少なく、左のクラックを登るのならカムが必要な気がする。
2ピン目のハーケンは、穴が潰れていてヌンチャクが通らない。そのため細いテープスリングを使ってランニングをとる。
そこを越えれば、後は快適なクラッククライミングを満喫できる。
クラックの10数m上方にある木を使って確保&懸垂下降。


三ツ峠岩トレ その2_b0101334_11505270.jpg
【都岳連ルート】Ⅴ、1ピッチ
中央カンテ(たぶん)を登っている女性パーティを待っている間、このルートを登った。
最初にGさんが登ってオンサイト。次に僕がトライ。
Gさんが登るところを見ていたので、オンサイトではなくフラッシュ。
(写真はI島さん撮影)
はじめの小ハングをアンダーホールドで越えたはいいが、ピンの間隔が遠く、緊張。
それに、すべてのホールドが甘めで、ガバは少なめ。さすがⅤ級のルートだ。
ただ、小さいホールドはけっこうあるので、慎重に立ち込みながら登ればなんとかなった。
アルパインの岩場でフリーっぽいクライミングを楽しめる好ルートだった。


今回は、2日間まるまる登攀訓練を行えて、得るものも大きかった。
他のメンバーも全員リードをやれたようで、充実した岩トレだったようだ。
by ogami_dori | 2006-10-29 20:48 |
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