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山の記録や日々の生活、考えていることなど。
by ogami_dori
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北鎌~西穂縦走 3日目(8/15雨のち曇り)

前日さんざん降った雨は、日が変わっても相変わらず。ただ、雨足と風も弱くなっているようだ。
この日はキレット越えをして穂高を縦走する計画だ。CLのぜんちゃんは「西穂まで行く」とか言っているけど時間的に厳しいだろう。
初日、2日目と行動時間が長かったが、今日は多く見積もっても7~8時間。多少は気持ちがラクだったが、実際は最もツライ一日だった。

■大キレットへ■
食事を済ませた後、濡れたままのテントを畳んで南岳へ出発。小雨がパラつく中、一般道をテクテク歩く。視界は相変わらず悪い。
南岳小屋でトイレ休憩して、いよいよ大キレットを目指す。一般道の中では難関と言われているこのルート。雨で岩が濡れていて滑落の危険も増している。ヘルメットを装着して気を引き締める。
…ところが、どうも調子が良くない。出発前から気になっていた腰の痛みが悪化してきている(荷物背負っているのだから当たり前だけど)。
その上、朝方には若干マシになっていた右目の腫れがなぜか再び悪化。そのため遠近感がとりづらくなってしまい、特に下降とトラバースが怖くてたまらない。その結果、ほかの3人から大幅に遅れることになってしまった。

大キレットは、その名の通りものすごいアップダウンだった。南岳から約250mダウンして大キレット(知らない間に通り過ぎていた…)を越えたら、こんどは北穂まで350mアップしなければならない。
途中のルートはエッジのように切り立っている箇所が多く気が抜けない。この日は雨で岩が濡れているため、ことさら緊張を強いられた。
ルートを示す白ペンキがあらゆるところに塗られているので、ガスの中でも迷うことはないだろう。このペンキがなかったら「一般道」のカテゴリーからは外れるに違いない。これは、最終日に通った奥穂~西穂ルートについても同じではないか。

■北穂~涸沢岳~穂高岳山荘■
他のメンバーから遅れることウン十分、ようやく北穂小屋にたどり着いた。登山者で賑わいをみせている。着いたとたん「あー死ぬかと思った」と言ったら「またまた~」なんて茶化されたけど、マジでビビッてました。
小屋の外にあるテーブルでこれからの行動計画を練る。ZENちゃんとケンケンは今日中に西穂まで行くようなことを言ってるけど、ちょっと無理だろう。それに、右目があまり見えず腰の調子も悪い状態では、ジャンダルム辺りで事故る危険もある。そこで「今日行ったら事故りそう」と伝える。
結局、とりあえず穂高岳山荘まで行って状況を判断しようということになった。

北穂から涸沢岳を通って奥穂に行くこのルート、これまでに何度通ったことだろう。
初めて行ったのは中学2年か3年。友人の父親率いるパーティに混ざって上高地~横尾~涸沢~北穂~奥穂~前穂をやったときだ。
あのとき、涸沢のテン場で見た満天の星空はいまでも強く心に残っている。
そんな、少しノスタルジックな気持ち浸りながら穂高岳山荘を目指す。
朝方に比べると天候はかなり回復している。既に雨は止み、ガスも薄くなっている。
とはいえ、このルートも一般的に「難しい」とされている箇所だ。滑落しないよう慎重に歩を進めた。

涸沢岳に着いたころには日が差すようになっていた。そこから下降して穂高岳山荘に到着すると、先行していたZENちゃんとケンケンがテン場の確保をしていた。と、いうことは今日はここで泊まりか。
後で聞いたら、小屋の人に「西穂まで5時間かかる」と言われたので即決断したとか。どうやら、3時間くらいで行けると考えていたみたい。…さすがにそれは厳しいだろう。

メンバー全員が到着してテントを張ったところで、小屋に行って昼食。その後は時折日が差す中、昼寝をしたり濡れた装備を乾かしたりとのんびりした時間を過ごした。
北鎌、キレット越えをやった後のちょうど良い休養になったかな。


この日の教訓「西穂~奥穂は早い人で5時間」

※写真・コースタイムは後ほど。
by ogami_dori | 2008-09-03 18:09 |
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